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Barboletaが切り拓く「動き」と「デジタル」の可能性

Barboletaは、子どもたちの学び・発達・エンゲージメントの在り方を「動き」を通じて変革するラトビアの社会的企業です。身体活動と認知刺激を組み合わせた「スマートバランスボード」とデジタルアプリにより、科学的根拠に基づきながらも遊び心あふれる教育・リハビリ・ウェルビーイングの新しいアプローチを生み出しています。メディカルジャパン2025を前に、Mugen LinksはBarboletaの革新的なメソッド、持続可能性への取り組み、そして日本市場でのビジョンを探りました。

バルボレタバランスボード

デジタルヘルスが教育・リハビリ・ウェルビーイングを変革しつつあります。Barboletaはこの流れにどう対応していますか?

バイバ: デジタルヘルスはすでに学習や療法の在り方を大きく変えています。Barboletaでは、スマートバランスボードとモバイルアプリを通じて、実際の身体活動と認知刺激を組み合わせています。これは「アクセスしやすく、魅力的で、科学的根拠に基づいたソリューション」というデジタルヘルスの未来を反映しています。集中力や記憶力、感情的な関わりを高めるために設計された私たちの製品は、すでにこの潮流に沿っており、今後もデジタルツールと運動を組み合わせた新しい方法を開発していきます。

Barboletaのシグネチャープロダクトといえば?

バイバ: 私たちの代表的な革新は、デジタルアプリと連動する「スマートバランスボード」

バルボレタバランスボード

です。動きやバランス、感覚刺激と認知発達をひとつにまとめています。これは自然な身体活動と神経科学、教育心理学をつなぐ存在であり、子どもたちが集中力や学習能力を高めつつ、楽しくアクティブに取り組めるようにしています。

自然な動きと先端科学の融合。製品開発でそのバランスをどう維持していますか?

バイバ: 身体の動き、バランス、感覚遊びを、神経科学や心理学、教育学と結びつけています。この方法により、脳の両半球を活性化し、神経回路を強化しながらも、子どもたちにとって遊び心があり、安全で直感的な体験を提供できます。つまり、科学的根拠と身体主導の自然なアプローチを両立させているのです。

「ただのおもちゃ」という誤解もあるようですが?

バイバ: Barboletaは単なる遊びではありません。臨床心理学や特別支援教育、教育科学に基づいたメソッドです。これまでに3,000人以上の子どもたちがBarboletaの活動を体験し、600人を超える教育者が現場で活用しています。学習・集中力・エンゲージメントを高めるための有効なアプローチなのです。

バルボレタバランスボード

メディカルジャパン2025は大きな節目ですね。参加の目的は?

バイバ: メディカルジャパン2025は、Barboletaを世界のオーディエンスに紹介し、日本の教育・医療機関との協業を探る絶好の機会です。スマートバランスボードを教育・リハビリ・ウェルビーイングのツールとして紹介しつつ、日本の革新的な医療・健康文化からも学びたいと考えています。

日本の医療・教育機関とのパートナーシップはどのように発展するでしょうか?

バイバ: 幼児教育、特別支援、リハビリプログラム、高齢者ケアなど、多くの分野で可能性があります。大学や医療機関との共同研究により、メソッドの有効性をさらに検証し、学校や療育センター、リハビリ現場にBarboletaを導入することができると考えています。

日本市場へのアプローチに影響を与えた経験はありますか?

バイバ: まだ日本への輸出実績はありませんが、ラトビア国内での導入実績により、多様な環境で機能することを確認しています。昨年、神戸でのトレードミッションでは特にリハビリ分野で有望とのフィードバックをいただき、日本市場への適応に自信を持っています。

日本のトレンドで影響を受けているものはありますか?

バイバ: 日本の「予防」「バランス」「ウェルビーイング」を重視する全体的な健康観に強く共感しています。生涯学習や認知トレーニング、感覚運動刺激への注目は、私たちの使命と重なります。子どもだけでなく、大人や高齢者にも役立つ多用途なツールへとさらに発展させたいと考えています。

サステナビリティは御社の理念の中心にありますね。製品開発にはどう反映されていますか?

バイバ: 社会的企業として、サステナビリティは私たちの核です。紙の使用を減らすデジタル課題の設計や、エコ素材を使ったバランスボードの開発など、環境保護と人々の健康促進を同時に実現しています。こうした取り組みが、人と地球の双方に長期的なポジティブインパクトを生むと考えています。

コロナ禍は製品開発や顧客との関わりにどんな影響を与えましたか?

バルボレタバランスボード

バイバ: パンデミックはデジタル活用を加速させました。オンライン研修を拡充し、アプリをリモートでも使えるように整備することで、家庭や教育現場でも活用を継続できました。大きな課題を、より多くの子どもたちにリーチし、アクセスを広げる機会に変えることができたのです。

大手多国籍企業が支配する競争環境で、どう差別化していますか?

バイバ: 私たちは「俊敏さ」「誠実さ」「使命感」で競争しています。大手と異なり、子どもたちの発達に再投資している点が特徴です。バランス・動き・認知科学をシンプルかつ強力なツールに組み合わせたことが、私たち独自の革新です。明確なフォーカスと社会的使命が、混雑した市場の中でも際立つ要因となっています。

 
 
 

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