美しき音の哲学|Aretaiとともに紡ぐ新たなライフスタイル
- Mugen Links
- 6月1日
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ムゲン・リンクスは、ラトビア発の卓越したオーディオブランド「Aretai(アレタイ)」をサポートできることを誇りに思います。Aretaiは、古代哲学の精神と最先端の音響工学、そして時を超えて愛されるデザインを融合させたスピーカーづくりで、世界中から注目を集めています。
ブランド名「Aretai」は、古代ギリシャ語で「美徳」を意味する言葉に由来し、その名のとおり、Aretaiの製品には高い精神性と誠実なクラフトマンシップが息づいています。ブランドの象徴ともいえる「Contra」コレクションは、詩的なコンセプトである“Northern Sound(北の音)”を体現し、2022年にはレッド・ドット・デザイン賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を獲得しています。
このたび「インテリア・ライフスタイル東京2025」への出展を控え、Aretaiの創設者であるエドガルス・ズヴィルグジンズ氏とヤーニス・イルベ氏に、ブランドの哲学やデザインへのこだわり、そして今後のオーディオとライフスタイルの関係についてお話を伺いました。
「アレタイ」へのインタビュー

「Aretai」というブランド名には「美徳」という意味が込められているとのことですが、この哲学は御社の製品開発や企業文化にどのように影響していますか?
ヤーニス:Aretaiにとって「美徳」は単なる名前ではなく、私たちのすべての活動の根幹をなす価値観です。スケッチの段階から最終組み立てまで、常に誠実であり、高みを目指す姿勢を大切にしています。この哲学があるからこそ、品質やクラフトマンシップに一切の妥協を許さず、お客様に最高の体験を届けることができるのです。
Contraコレクションは「北の音(Northern Sound)」という詩的なコンセプトを体現しているとのことですが、それを具体的にどのように技術やデザインに落とし込んでいるのでしょうか?
ヤーニス:「Northern Sound」は私たちの創作における核となるインスピレーションです。澄みきった冬の朝の空気のように、透明感と没入感、そして自然な広がりを音で表現したいと考えています。

技術面では、広く自然な音場、正確なタイムアライメント、深く力強い低音、そして低歪みのドライバーを用い、音楽の微細なニュアンスまで再現します。独自のウェーブガイド技術とクロスオーバーのチューニングにより、開放感と空気感を実現しています。
デザイン面では、自然素材や控えめで洗練された仕上げを採用し、北欧の静謐で美しい風景を彷彿とさせる佇まいを目指しています。これにより、スピーカーは音の芸術であると同時に、空間に調和する美しいインテリアオブジェでもあるのです。
「コントラ・コレクション」は2022年にレッド・ドット・デザイン賞を受賞されました。受賞の決め手となったデザイン原則や職人技について教えてください。
エドガルス:レッド・ドットの受賞は、私たちが「機能美」の重要性を信じてきた証でもあります。デザインでは、シンプルでありながら品格を備えたフォルムと、空間に自然に溶け込むバランスを大切にしています。
職人技も欠かせません。一つひとつのスピーカーはヨーロッパで精密に組み立てられ、手作業による仕上げが施されています。たとえば、「コントラ」のキャビネットはネジの見えない設計になっており、外観は非常に洗練されています。
音響面でも、独自のウェーブガイドやチューニングを駆使し、美しさと音質の両立を図っています。このように、見た目と中身の両方で完成度を追求していることが、Aretaiの特徴だと思います。
高性能なオーディオ技術と、タイムレスなインテリアデザインの美しさを、どのように両立しているのでしょうか?
エドガルス:私たちが考える「真のラグジュアリー」とは、技術と美の調和にあります。そのため、設計の初期段階から技術者とデザイナーが密に連携して開発を進めています。
音質を損なうことなく、どんなインテリアにも馴染むミニマルな形状を追求しています。また、カスタマイズ性も重視し、多様な空間に溶け込むよう工夫しています。波形ガイドには金属粉体塗装を施し、経年変化による味わいも楽しめるようにしました。耳にも目にも響く製品を目指す姿勢が、私たちの開発の軸になっています。
サステナビリティへの関心が高まる中、Aretaiでは環境への配慮をどのように取り入れていますか?
ヤーニス:サステナビリティは、私たちのブランド哲学において欠かせない価値です。地球環境と未来の世代への責任を真摯に受け止め、製造のあらゆる工程で環境負荷の低減を意識しています。
具体的には、FSC認証の木材やRoHS準拠の部品を使用し、梱包材もリサイクル可能なものにしています。また、製品は「長く使える」ことを前提に設計しており、使い捨てとは対極にあるクラフトマンシップを体現しています。これは一時的な流行ではなく、私たちの信念であり、美徳に根ざしたものづくりそのものなのです。
現代のインテリアでは、テクノロジーとデザインの融合が進んでいます。Aretaiのスピーカーは、どのように現代のライフスタイルや空間づくりに寄与しているとお考えですか?

ヤーニス:私たちのスピーカーは、単なる音響機器ではなく、空間全体の美意識を高める存在です。最新の技術とクラシカルなデザインを融合させ、居住空間の雰囲気を豊かにしながら、没入感のある音楽体験を提供します。
現代のライフスタイルでは、技術が生活に自然に溶け込んでいることが求められます。Aretaiのスピーカーも、そのようなニーズに応える存在です。特に独自のウェーブガイドによって、リスニングポジションを限定せず、より広範囲で自然な音を楽しめます。ペットでさえ、その音を楽しめるかもしれません(笑)。
洗練された暮らしを彩る、次世代のオーディオとデザイン
Aretaiは、「美徳」という普遍的な価値を軸に、情熱・精度・目的意識をもってものづくりに取り組んでいます。単なるスピーカーメーカーではなく、音と空間に深く響く体験を提供するブランドです。サステナブルな素材選びから革新的な音響技術まで、そのこだわりは細部に至るまで貫かれています。
Aretaiの魅力は、製品としての完成度だけでなく、空間と調和する“暮らしの一部”としての存在感にあります。音と美が美しく共存するライフスタイルを提案するAretaiは、まさに現代の感性に響くブランドです。
ムゲン・リンクスは、インテリア・ライフスタイル・東京2025においてAretaiを日本の皆さまにご紹介できることを大変嬉しく思います。このコラボレーションを通じて、ラグジュアリーオーディオの新たな潮流として、真摯なクラフトマンシップとサステナビリティの重要性を広く発信してまいります。
今後も、Aretaiのように「音とスタイルの未来”を切り拓くブラン」を取り上げてまいりますので、ぜひご注目ください。
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