nordiのオーダーメイド家具—ラトビアの匠の技と日本の美意識が融合するデザイン
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- 4 日前
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Interior Lifestyle Tokyo 2025へのラトビア企業の参加をサポートする取り組みの一環として、今回はオーダーメイド家具の新しい形を提案するブランド「nordi(ノルディ)」をご紹介します。物語性と職人技、そして革新的なデザインが融合するnordiの家具は、日本の洗練されたインテリア市場との出会いを通じて、さらなる進化を遂げようとしています。
本イベントを通じて、ラトビアデザインの魅力を世界に発信するnordi。日本の皆さまにも、その独自の世界観をご体感いただけることでしょう。
素材に宿る物語—nordiの家具づくり
nordiは単なる家具メーカーではなく、ひとつひとつの作品に物語を込めて生み出すクリエイティブなアトリエです。2004年にラトビアの首都リガで設立されて以来、「家具は単なる道具ではなく、空間の物語を語る存在であるべき」という信念のもと、職人の技術と現代的なデザインを融合させた家具を発信してきました。
ブランド独自のデザインコレクションのほか、プロジェクトごとのオーダーメイド家具も手がけています。今回のInterior Lifestyle Tokyo 2025でnordiが注力して紹介するのは、ブランドの世界観を象徴する「TiME(タイム)」コレクション。その中でも特に注目されるのが、小ぶりで多目的に使えるサイドテーブル兼スツールです。このシンプルで美しい家具には、nordiの“機能するアート”としての哲学が込められています。
TiMEコレクションに込められたデザイナーの想い

TiMEコレクションは、デザイナーであるミクス・ペーテルソンス氏の個人的な経験と創作の歩みから生まれました。長年にわたり家具デザインに携わってきた彼がたどり着いたのは、「家具を通して“時間”という概念と向き合う」というテーマです。
彼にとってこのコレクションは、単なる家具のシリーズではなく、「私たちの日常に流れる時間やその意味を見つめ直すための作品群」。実用性と芸術性のバランスを探求し続けてきたミクス氏だからこそ生み出せた哲学的なデザインといえます。
特に今回紹介する「TiME スモールサイドテーブル/スツール」は、その代表例。ミニマルなフォルムと多用途に使える機能性を併せ持ち、「もっともシンプルなものがもっとも豊かな物語を宿す」という彼の信念が体現された一品です。
この作品には「時間」「空間」「人間の営み」といった普遍的なテーマが込められており、ただの家具としてではなく、使う人それぞれの物語とともに時を刻んでいく“パートナー”として存在します。
オーダーメイドによる空間演出—nordiの強み
nordiの強みは、単に美しい家具をつくるだけでなく、それぞれの空間に合わせた特注製作を行える点にあります。これまでに、ホテルやレストラン、オフィス、医療・教育機関、文化施設など多様な分野で実績を積み重ねてきました。
ブランドの全てのデザインは、ミクス・ペーテルソンス氏によって手がけられており、オリジナリティに富んだデザイン言語がすべての製品に貫かれています。また、nordiはインテリアデザイナーや建築家向けに「プロジェクト家具製作」も展開。プロの目線に応えたオーダーメイド家具づくりによって、空間に合わせた理想的なインテリアを実現します。
ラトビアの職人技と日本の美意識—文化の架け橋に

日本のインテリア文化は、シンプルさや自然素材の美しさ、細部までこだわり抜く“職人魂”といった価値観を大切にしています。nordiが掲げる家具づくりの哲学と日本の美意識には、多くの共通点があります。
また、日本のホテルや商業施設などの空間づくりにおいては、オーダーメイドの高品質なインテリアが求められています。nordiが日本市場に参入することで、ラトビアの職人技と日本の繊細な美意識が融合し、新しいデザインの対話が生まれることでしょう。
Interior Lifestyle Tokyo 2025—日本市場への扉

Interior Lifestyle Tokyoは、アジアを代表するインテリア・ライフスタイルの見本市です。日本市場におけるクラフトマンシップやデザインへの高い評価を背景に、nordiにとってはまさに理想的な出展の場となります。
この展示会を通して、日本のデザイナーや建築家、リテール関係者との直接的な交流が期待されており、「伝統」と「革新」が融合したnordiの家具は多くの注目を集めることでしょう。ここから、日本市場での新たなパートナーシップやプロジェクトが生まれる可能性に満ちています。
サステナブルな家具づくり—日本の価値観と調和するnordiの取り組み

nordiの家具づくりには、持続可能性への強いこだわりがあります。天然木を使用し、環境に配慮した塗装やオイル仕上げなど、素材本来の魅力を活かす製法を採用。化学薬品の使用を極力控え、家具としての寿命を長くすることで、使い捨て文化とは対極にある“世代を超えて愛される家具”を生み出しています。
近年、日本のインテリア業界や消費者の間でも「環境配慮」や「長く使えるもの」を重視する声が高まっており、nordiの理念はまさにこれらの価値観と深く響き合っています。自然素材の風合いを生かした家具、物語性を重視したデザイン、そして“未完成の美”を愛でる日本の「侘び寂び」の感性とも親和性が高く、今後日本市場でも高く評価されることでしょう。
日本の暮らしに寄り添う設計—コンパクト空間に対応する柔軟性
日本では限られたスペースを有効に活用することが求められるため、nordiのようなオーダーメイド家具は特に価値があります。小さな住空間に合わせた多機能家具や、美しく収納できるオフィス家具、洗練されたデザインの店舗什器など、それぞれの空間に最適な家具を提案できます。
建築家やインテリアデザイナーとの緊密な連携を通じて、空間設計の意図に寄り添った唯一無二の家具を製作。木材や金属、ファブリックなど異素材を組み合わせることで、機能性と美しさの両立を実現しています。
ミニマルでナチュラルな日本のインテリアスタイルに調和しつつも、どこか物語を感じさせるnordiの家具。日本市場における理想的なパートナーとして、これからの活躍にご期待ください。
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